40代になると、病気のリスクや子供の将来などを考えた、保険の見直し・加入が大切です。
本記事では、40代におすすめの生命保険について、ライフステージ別で紹介します。
はじめに40代がかかりやすい病気を紹介するので、今加入している保険でも問題ないかチェックしてみましょう。
そして、子供がいる・いない、独身かどうかなど、ライフステージ別におすすめの保険を紹介します。
自分に当てはまる条件に応じて、保険の見直し・加入を検討してみてくださいね。
40代が生命保険の加入・見直しをおこなうべき理由
40代の方は、生命保険への加入はもちろん、見直しに関しても検討してみましょう。
年齢を重ねるごとに病気のリスクは高まるほか、老後の資金についても考えておく必要があります。
そのため、毎月の保険料や保障が適切かどうか、どのような保険へ加入したほうがいいのかなどを検討することが大切です。
次項からは、40代の男女がかかりやすい病気やリスクについて解説します。
40代女性がかかりやすい病気やリスク
40代女性がかかりやすい病気を、ランキング形式で1~5位まで見ていきましょう。
【40代女性がかかりやすい病気】
順位 | 病気・疾患 |
1 | 脳血管疾患 |
2 | 統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害 |
3 | 骨折 |
4 | 悪性新生物(女性の場合、結腸および直腸の腫瘍) |
5 | 筋骨格系および結合組織の疾患 |

女性は、脳血管疾患(脳動脈の異常が原因)へのリスクが高い傾向にあります。脳血管疾患はいくつか種類があり、なかでも有名なのが三大疾病のひとつである脳卒中です。
40代男性がかかりやすい病気やリスク
40代男性がかかりやすい病気やリスクについても、ランキング形式で紹介します。
【40代男性がかかりやすい病気】
順位 | 病気・疾患 |
1 | 統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害 |
2 | 悪性新生物(男性の場合、気管・気管支および肺の腫瘍) |
3 | 脳血管疾患 |
4 | 心疾患(高血圧性のものを除く) |
5 | 骨折 |
男性の場合、1位が統合失調症や妄想性障害、2位が悪性新生物(がん)です。
がんに対する保険はもちろん、持病をもった人も加入できる保険はあります。
保険見直し・加入の際は上記の表も参考に、今後のリスクへ備えられる保険を検討してみましょう。
40代におすすめの生命保険
40代におすすめの生命保険について、ライフステージ別で解説します。
「夫婦の場合」
夫婦の場合、子供がいる・いないで加入する生命保険の種類は変わります。
各ケースにおける、おすすめの生命保険を見ていきましょう。
子供がいる場合
夫婦で子供がいる場合、死亡保険や学資保険がおすすめです。
<死亡保険・学資保険について>
・死亡保険:加入者が死亡した場合、遺族に保険金が支払われる
・学資保険:子供の教育費を貯蓄しつつ、加入者が死亡した場合も保障が継続される
死亡保険に加入していれば万が一の際にも備えられ、遺族が生活できる資金を残せます。
学資保険は教育資金として支払う保険料を貯蓄できるため、子供の将来を考えた資産形成という意味でもおすすめです。
子供がいない場合
子供がいない夫婦の場合、医療保険(民間)やがん保険がおすすめです。
<医療保険・がん保険について>
・医療保険:ケガや病気などによる入院・通院への保障が受けられる
・がん保険:がんと診断された場合の医療費(入院や治療、通院など)が保障される
民間の医療保険は公的な保険とは違い、入院時の食事やベッド代なども負担してくれます。
病気になったときの金銭的な負担を少しでも軽くしたいと考えている場合は、医療保険への加入がおすすめです。
がん保険の場合、がんと診断された際に診断給付金や手術給付金、通院給付金などの保障が受けられます。
がんの治療は長期入院・治療が必要なケースもあるので、「がんになっても老後の資金を確保しておきたい」「将来的に不安」といった場合におすすめです。
「子供がいる場合」
夫婦に限らず、子供がいる家庭の場合は学資保険や就業不能保険などを検討してみましょう。
就業不能保険とは、病気やケガなどで長期的に働けない場合、給与の代わりとして毎月給付が受けられる保険のことです。
自分に万が一のことがあったときを考慮して、子供の教育費・養育費などにも回せる保険も検討しておきましょう。
学資保険については「夫婦の場合」にもあったように、子供の教育資金として貯蓄できるためおすすめです。
「独身で生活を送っている場合」
独身の場合、就業不能保険とがん保険への加入がおすすめです。
どちらも自分の身体に万が一のことが起こった場合、一時的に収入がなくなったときに備えられます。
資産形成も兼ねて保険に入りたい方は、貯蓄型の保険も検討してみましょう。
貯蓄型は、保険料を毎月少しずつ積み立てて、保険期間満了時や解約時に返還金を受け取れるタイプの保険です。
「貯金が苦手」「将来のために備えたい」といった人にもおすすめですよ。
まとめ
今回は、40代におすすめしたい生命保険について、ライフステージ別で紹介しました。
40代の方が生命保険の見直しをおこなう際は、病気へのリスクとライフステージを考えることが大切です。
まずは、どのような病気にかかりやすいのかをチェックして、該当する病気への保障がある生命保険を検討してみましょう。

そして、子供がいる・いない、といった条件でも検討すべき保険の種類が異なります。
自分や子供の将来も見据えた、保険の見直し・加入を検討してみてくださいね。