今回は、医療保険の選び方のポイントを詳しく紹介していきます。
そのほか、医療保険の仕組みについてもわかりやすく解説していきますので、保険選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
この記事を読めば、自分にぴったりの医療保険を選べるようになりますよ。
そもそも医療保険とはどんな保険?
医療保険は主に、「公的医療保険」と「民間の医療保険」の2つに分類されます。
公的医療保険とは、日本では「国民皆保険」といった、すべての国民が保険に加入するという制度が導入されています。
そのため、日本国民であれば必ず公的医療保険に加入しなければなりません。
公的医療保険の種類は、以下の3つです。
【公的医療保険の種類】
国民健康保険 | 自営業や無職の人などが加入する |
被用者保険(健康組合・協会けんぽ・共済組合) | 会社員や公務員の人が加入する |
後期高齢者医療制度 | 75歳以上の人が加入する |
一方で、民間の医療保険とは公的機関ではなく、民間企業が提供している保険のことを指します。
公的医療保険のみでは負担できない、入院中の食事代やベッド代などを保障できるものです。
そのほか、病衣・タオル等のレンタル。テレビカード、通院の交通費、家族の食費代など
公的医療でまかなえない費用も諸々でてきます。
絶対失敗しない医療保険の選び方
医療保険を選ぶときは、以下の4つの点に着目して選びましょう。
- 掛け捨て型と貯蓄型
- 保険期間
- 払込期間
- 保障内容(入院給付金日額)
1.掛け捨て型と貯蓄型から選ぶ
まず知っておいた方がいいことは、掛け捨て型と貯蓄型があることです。
本当に入院するかどうかもわからないのに、掛け捨ての保険はもったいないかも??・・・という方
最近では、掛け捨てでない医療保険があるんですよ♪
【掛け捨て型と貯蓄型の比較】
掛け捨て型 | 貯蓄型 | |
メリット | ・お手頃な保険料
・柔軟に見直しがしやすい |
・使わなかった保険料が戻ってくる
|
注意点 | ・解約返戻金がない | ・掛け捨てに比べると保険料が高め |
保険期間から選ぶ
次に保険期間です。
一定期間の間は保障される保険と、一生保障が続く保険の2種類があります。
【更新型と終身型の比較】
更新型 | 終身型 | |
メリット | ・ライフステージに合わせて保険の見直しが可能
・終身型に比べると手ごろ |
・保障が一生続く
・保険料が一生変わらない |
注意点 | ・更新時の年齢で保険料が再計算される | ・更新型より契約当初の保険料が高め |
結婚や出産など人生のフェーズによって、必要な保障は変わってきます。
更新型であれば、ライフステージの変化に合わせて保険を見直せるのがメリットです。
ただし同じ保険を更新する場合は、そのときの年齢でふたたび保険料が計算されるので高くなることがあります。
更新できる年齢に上限があったり、高齢になってから保険料が高額になりすぎて、保障を小さくせざるおえなくなることもあるので注意しましょう。
一生保障が続く終身型の場合は、保険料がずっと変わらないことが大きなメリットです。
保険料は年齢によって高くなりますが、終身型であれば契約当初の保険料から変わりません。
その分、はじめの保険料は更新型に比べると割高です。
払込期間から選ぶ
払込期間も確認しておきましょう。
定期保険は5年や10年などの期間を選べますが、終身保険でも「一生保険料を払い続けるか」「期間を決めて保険料を払うか」を選択できます。
一生保険料を払い続けるほうが一度に払う保険料は安くなるため、月々の保険料を抑えたい方には終身払いがおすすめです。
ただし、払込期間を決めると老後に保険料を支払う必要はなくなります。
保障内容(入院給付金日額から選ぶ)
入院給付金日額も、医療保険を選ぶうえで大切なポイントです。
入院給付金日額とは、入院した場合の1日あたりに受け取れる給付金のことを指します。
たとえば、入院給付金日額が1日5,000円の保険を選んで、10日間入院したとします。
そうすると、もらえる給付金は5,000円×10日間となり、50,000円を受け取れるというわけです。
しかし、入院1日にかかる自己負担額は約1万~1万5千円 と言われているので、負担をまかなえるかどうかを検討して選びましょう。
まとめ
医療保険は急な入院や手術費等に備えることができるため、入っておいて損はないものです。
誰もがいつどのような病気やケガをするかわかりません。
万が一の事態に備えて、自身に合った医療保険に加入しておきましょう。
近年では、医療の進歩により入院日数が短くなっています。
とはいえ、病気によっての再発や長期化のリスクにもしっかり備えておきましょう。
今回ご紹介した医療保険の選び方のポイントを参考に、将来の不安をカバーしてくれる医療保険を選んでみてくださいね。